https://hinomoto-movie.org/top 2024年カンヌ国際映画祭のイベントにて「日本の良いもの」を職人さんと一緒に「世界のセレブ」にPRしてきました!
プレスリリース:日ノ本文化財団、カンヌ国際映画祭のDPAにて日本伝統工芸品の出展決定!2024年5月15日(水)〜2024年5月24日(土)@カンヌ(フランス)
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嘉祥祭
嘉祥祭は、和菓子の日の由来となった古代の儀式で、疫病退散と健康招福を祈るために行われたものです。この祭りは、平安時代の西暦848年(嘉祥元年)に第54代仁明天皇によって始められました。嘉祥祭は「嘉祥」という言葉が示すように、「めでたいしるし」という意味を持ち、御神託に基づいて行われた重要な儀式です。
東京赤坂の日枝神社では本日嘉祥祭が開催されます。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。 山王嘉祥祭:本日開催
嘉祥祭の歴史
嘉祥祭の起源
嘉祥祭の起源は、承和15年(西暦848年)の夏にさかのぼります。当時、国内で疫病が広がり、多くの人々が苦しんでいました。これを受けて、仁明天皇は神々に祈りを捧げ、疫病の終息を願うための儀式を行いました。儀式では「1」と「6」の数にちなんだ菓子や餅を神前に供えました。これが嘉祥祭の始まりです。
嘉祥という名前の由来
「嘉祥」という言葉は、「めでたいしるし」という意味を持ちます。この言葉が用いられたのは、儀式を通じて健康と幸福を祈願することが目的であったからです。また、この出来事をきっかけに元号も「嘉祥」と改元されました。嘉祥祭は、平安時代の宮廷文化の一端を垣間見ることができる貴重な儀式でした。
嘉祥祭と和菓子
嘉祥祭に供えられた菓子や餅は、現在の和菓子の起源とも言われています。嘉祥祭では、12個の餅を供える習慣がありました。この習慣は、疫病退散や健康招福を祈る象徴として続けられ、和菓子文化の一部として定着していきました。
嘉祥祭の現代への影響
嘉祥祭の伝統は、現代の「和菓子の日」に受け継がれています。昭和54年(1979年)、全国和菓子協会が和菓子の伝統文化を守り、広く普及させる目的で6月16日を「和菓子の日」として制定しました。嘉祥祭の精神を受け継ぎ、和菓子の日には多くの人々が和菓子を楽しみ、その歴史や文化に触れる機会となっています。
和菓子の日を通して、嘉祥祭の歴史やその背後にある祈りの意味を再認識することで、和菓子の文化をより深く理解し、次の世代へと伝えていくことができます。嘉祥祭は、単なる儀式にとどまらず、和菓子を通じて日本の伝統文化を学び、楽しむための重要な機会となっています。
和菓子の日を通してできること
和菓子の日には、和菓子の歴史や文化に触れるだけでなく、以下のようなことを楽しんでみましょう。
- 和菓子を食べる:普段とは違う和菓子を試したり、お気に入りの和菓子を味わったりする。
- 和菓子作りに挑戦する:簡単な和菓子作りに挑戦し、和菓子作りの奥深さを知る。
- 和菓子に関する本を読む:和菓子の歴史や文化について書かれた本を読み、知識を深める。
- 和菓子のお店を訪れる:和菓子店を訪れ、様々な和菓子を見たり、職人技を見学したりする。
- 和菓子に関するイベントに参加する:和菓子に関するイベントに参加し、和菓子の魅力を再発見する。
和菓子の日をきっかけに、和菓子の歴史や文化に触れ、日本の伝統文化を味わいましょう。
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