出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

https://hinomoto-movie.org/top2024年カンヌ国際映画祭のイベントにて「日本の良いもの」を職人さんと一緒に「世界のセレブ」にPRしてきました!来てくださった方やイベントの様子などをご紹介します。

「伝統工芸品を使って地方を世界に売り込む」日ノ本文化財団代表理事:橋村舞が7月5日登壇します

日ノ本文化財団へのお問い合わせフォーム    日ノ本文化財団 賛助会員申込フォーム

文月の由来

文月(ふみづき)は、日本の旧暦において7月に相当する月の名前です。この月は日本の文化において、詩や文を書く行事が行われることが多かったため、「文」という字が使われています。また、文月は伝統的に農作業や祭りが盛んな時期とされ、特に七夕や盆踊りなどの季節の行事が重なることから、日本の夏の象徴的な月とも言えます。

文月の名前の由来は、この時期に多くの文人が詩文を奨励したことにも関連しています。また、古代中国の文化の影響を受け、特定の月に特定の活動を行うという風習が日本にも取り入れられたため、「文を楽しむ月」という意味も込められています。現代では旧暦の名前として用いられることが多く、特に文化的な記事や文学作品でこの言葉を見ることがあります。

江戸年中風俗之絵  出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

文月に関連する二十四節気

文月に含まれる節気は、主に「小暑」と「大暑」です。これらの節気は夏の最も暑い期間を表し、日本の気候において重要な意味を持ちます。

小暑(しょうしょ):
小暑は通常7月7日ごろに始まり、この時期は夏の暑さが本格化することを意味します。この節気は暑さが増すものの、まだ「大暑」に比べると若干穏やかな気温であることが多いです。

大暑(たいしょ):
大暑は7月の中旬から後半にかけて、一年の中で最も暑い時期を示します。この時期は日本全国で高温が続き、熱中症などの健康リスクも高まるため、特に注意が必要です。

文月とこれらの節気は、日本の農業や日常生活においても影響を与えるため、昔から様々な風習や行事が行われてきました。例えば、この時期には様々な夏祭りが開催され、特に水分補給や体調管理を意識した生活が推奨されます。また、これらの節気を通じて、自然のリズムを感じ取り、季節の変化に適応する日本古来の知恵が生かされています。

文月に行われる日本の伝統行事

文月(7月)には、日本全国でさまざまな伝統行事が行われますが、中でも特に有名なのが「七夕」と「盆踊り」です。

七夕(たなばた):
七夕は、毎年7月7日に行われる行事で、元々は中国の伝説に由来します。この日は、天の川を挟んで年に一度だけ会えるとされる織姫と彦星が逢瀬を果たす日とされています。日本では、笹の葉に短冊を吊り、人々が願い事を書いて飾る風習があります。色とりどりの短冊や飾りつけが街を彩り、祭りの期間中は様々なイベントが開催されます。

出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

盆踊り(ぼんおどり):
盆踊りはお盆の期間中に多くの地域で行われる行事で、先祖の霊を迎え、供養するための踊りです。特に7月中旬から8月中旬にかけて、日本全国の多くの地域で盆踊りが催されます。この踊りには地域ごとに特色があり、伝統的な音楽や踊りが披露されることで、地域の文化を今に伝えています。

これらの行事は、日本の伝統的な風習や文化を感じることができる貴重な機会であり、親子連れや観光客にも大変人気があります。また、これらの行事を通じて地域社会が一体となり、共同体意識を高める役割も担っています。文月の期間は、日本の伝統と現代が融合する魅力的な時期と言えるでしょう。

文月にちなんだ食文化

文月(7月)は、日本の食文化においても独特な特色を持ちます。この時期は夏本番となり、季節特有の食材が豊富に市場に出回ることから、旬の食材を活用した料理が楽しまれます。

旬の食材:
文月に旬を迎える代表的な食材には、うなぎ、きゅうり、トマト、ナス、すいかなどがあります。これらの食材は、高温で体力が消耗しやすい夏にぴったりの栄養を提供します。特にうなぎは、土用の丑の日に食べることで知られており、スタミナをつける食材として古くから親しまれています。

鰻 職人盡繪詞 第3軸 出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

季節の料理:
文月の食文化には、冷たい料理が多く見られます。そうめんや冷やし中華は、暑い時期にさっぱりとした食感で食欲をそそる料理です。また、かき氷や冷たいスイーツもこの時期の楽しみの一つであり、さまざまなフレーバーが楽しめます。

食事の習慣:
暑さによる食欲不振を防ぐため、文月には小分けにして何度かに分けて食べる「小食」が推奨されることもあります。また、夏バテ防止として、食材本来の味を生かしたシンプルな味付けが好まれる傾向にあります。

文月の食文化は、暑い季節を乗り切るための知恵と工夫が凝らされています。旬の食材を活用し、体調を整えながら美味しく食事をすることで、日本の夏の暑さを楽しみながら健康を維持することができるのです。

まとめ

文月(7月)は日本の伝統や自然の魅力が満載の月です。七夕や盆踊りなどの行事を通じて、家族や友人との絆を深める機会が豊富にあります。また、旬の食材を楽しむことで、夏の暑さを乗り切る知恵とともに、食の楽しみも再発見できるでしょう。この素晴らしい時期を通じて、皆さんが日々の生活に幸せと活力を見出し、充実した夏を過ごされますよう心から願います。

関連記事です

https://hinomoto-movie.org/top2024年カンヌ国際映画祭のイベントにて「日本の良いもの」を職人さんと一緒に「世界のセレブ」にPRしてきました!来てくださった方やイベントの様子などをご紹介します。

「伝統工芸品を使って地方を世界に売り込む」日ノ本文化財団代表理事:橋村舞が7月5日登壇します

日ノ本文化財団へのお問い合わせフォーム    日ノ本文化財団 賛助会員申込フォーム